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つなぎ服のウェストゴムを効かなくする

つなぎ服のウェスト部分はゴムまたはアジャスターで絞れるようになっているものがたくさんあります。とても便利な機能ですが人によっては必要ないと言われる方もいらっしゃいます。

そういうお客様にはカスタマイズで対応させていただいております。
以前はアジャスターの効かなくするために縫い付けたことがあります。

今回は「ゴムを取ってくれ」というご要望がありましたのでその作業をレポートします。このカスタマイズをご希望のつなぎ服は夏に当店で一番よく売れる
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です。

ゴムを取るといってもゴムはウェストの帯(ベルト)の中にありますので取り除くことはできません。ではどうするかというを「ゴムを効かなくする」です。
つなぎのゴムの部分をを裏から見ると

20190531a.jpg

のようになっています。
水平に5本の縫い目があり上下2本はベルトを縫い付けてあり真ん中の1本はゴムを補強してます。左右に垂直に1本づつあるのがゴムを見頃に縫い付けている縫い目です。

つまり左右に垂直1本づつの縫い目と補強されている縫い目をほどくことでゴムを効かなくすることができます。

このほどく作業で厄介なのが補強の縫い目です。ほどく前はゴムが効いて縮んでいるのでそのままでは、ほどきにくいです。なので特殊な道具でゴムを伸ばした状態

20190531b.jpg

にしてほどきます。
さらに厄介なのがメッシュの部分です。ここは糸が食い込んでヘタするとメッシュを切る可能性があります。なんとかほどくとこんな

20190531c.jpg

状態になりました。
まだ少しゴムが効いたようになっています。

これはベルトをつけている水平の縫い目がゴムに引っかかっているからです。中の2本をほどくと

20190531d.jpg


ゴムが効かなくなってます。
この状態でさっきほどいたベルトつけている部分を縫えばできあがりです。

こちらのカスタマイズは無料でさせていただきましたが思った以上に時間がかかったので次回は有料でお願いしようと思ってます。

2019年5月31日
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お客様に損をさせないためのつなぎ服の検査

出荷前の検査で発見されるつなぎ服の不良品をこのブログで紹介していますが先日発見されたつなぎ服の不良品は今までやってきた経験から発見できた不良品です。

つなぎ服の検査は前にもお伝えしていますが見落としがないように袖、背中、ズボン後ろ見頃、上着前見頃、ズボン前見ごろ、ファスナーと順番を決めて行ってます。

詳細はこちらhttps://www.nuiyatoyota.com/hpgen/HPB/entries/87.htmlで説明しています。

今回の不良はファスナーです。
ファスナーの検査は見た目ではわからないので実際に開閉します。開閉して通常通り機能すればいいのですが少し違和感を感じる時があります。

具体的には開閉が重かったり一箇所引っ掛かりがあったりといった感じですが感覚的には微妙で一般の方はわからないと思います。違和感があった時は開閉を数回繰り返します。

異常がなければいいのですがこんな

20190517.jpg


ことになることもあります。
このつなぎ服を検査なしで発送すると使ったお客様は数回の着用でファスナーが壊れます。数回使用しているので返品や交換もできない状態になり損をさせるところでした。

出荷前の検査は正直一手間かかるので大変です。特に大量注文の場合は相当の時間を費やします。ですがお客様の損をさせないためにも検査続けていかなくてはならないと思ってます。

2019年5月17日

つなぎ服の不良品は当店で直せるものと直せないものがあります。

このブログにつなぎ服の不良品をよく書いていてカテゴリーも作っています。今までで17の記事がありとても多いように感じますが不良品の確率はほんの数パーセントです。でもその数パーセントでも発生しますのでこの作業はやめるわけにはいきません。

つなぎ服の不良品には当店で直せるものと直せないものがあります。直せないつなぎ服の不良はどんなものが多いかといいますと断然汚れです。汚れも落とせるものは落としていますが落とせないものは当然メーカーに返品します。

また縫製不良の場合、直せないものと直せるものでも時間がかかるものは返品します。簡単に直せるものは直して発送しております。

で先日このような不良品が発見されました。

20190429a.jpg

背中の付いているループの位置がおかしいです。
正解はこれ

20190429b.jpg

これは当店で直そうと思えば直せますがかなりの時間がかかります。具体的には赤い糸の部分をほどくのに手間がかかります。この縫いかたは閂止めと呼ばれる縫い方でほつれやすいポケットの口の部分などに補強として使われてます。

この縫い方は1cmに数十針縫ってあので慎重に解かないと見頃が破れる可能性があるためかなりの時間がかかります。
後解いた後の針の穴が残る可能性があるので返品しました。

2019年4月29日

長年つなぎの検査を行っていると裏の状態もわかります

当店ではつなぎの出荷前に検査を行っているのは何度もお伝えしています。検査の順番はこちら
https://www.nuiyatoyota.com/hpgen/HPB/entries/87.html
に詳しく掲載しておりますのでここでは簡単に説明します。

まず商品を開いて一番に袖をみます。で次に後ろ側のズボン前見ごろ、後ろ見ごろをみます。これは糸切れを見ています。
最後の表側の見頃とファスナーを検査して終了です。

こんな感じで検査を行っているのですが先日表からみて糸の調子に違和感を感じるつなぎがありました。
裏返してみると

20190413.jpg

思ったとおり糸の調子が悪いのが発見できました。
この箇所はズボンの内股の前見ごろと後ろ見頃を縫い合わせた部分でよく見ると左内股部分のほとんどが縫製不良。

もちろんこれは修正したしたが筒状になっていたので少し時間がかかりました。
これをこのまま出荷しているとおそらく短期間でズボンの部分はほれていたでしょう。
長年つなぎの検査を行っていると裏の状態もわかります。

2019年4月15日

デニムつなぎの加工は難しいんです

3月もそろそろ終わりいよいよ春本番になってきました。
お客様からの注文も夏用つなぎが増えてきたのでそれに合わせてホームページに夏用つなぎのページに行きやすいように設定を変えました。なので秋冬つなぎは一段落といった感じです。

この秋冬つなぎで安定的に売れたのは
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です。

作業つなぎとしてはもちろんカジュアルとして着られるお客様も結構いらっしゃいます。
というのもこのデニムつなぎは結構手間が掛かっていてそれなりの風合いをだしているからです。

具体的に言うとオーバーダイという加工方法です。
これは元のデニムの上に色を染める加工のことでこのデニムつなぎはデニムの上に泥染をしその後色を落としています。このため洗って乾かしてを何度も行われかなり手間が掛かってます。

手間がかかりすぎるので一時期生産をやめるかも知れないという話も上がってましたがなんとか継続しているようです。

この加工で一番難しいのはムラだそうです。上手に加工しないと染ムラや色落ちのムラが発生し商品にならないそうです。

当店でも過去に出荷前検査でこのデニムつなぎの染ムラを発見しました。その時はズボンの部分の左右の色が違ってました。当然このデニムつなぎはメーカーに返品しました。

最近ではこのようなデニムつなぎがありました。

20190329.jpg

これは股の部分に補強布を縫い付けるときに近くの布を折り曲げた状態で引っ掛けて縫いそのまま加工され加工後に気がついてほどてい伸ばしたと考えられます。なので重なった部分だけが元の色のままになっています。

なかなかことばでは表現できませんが絞り染めと同じ原理です。絞り染めは絞った内側になる部分は染まりません。
これが縫製のミスで偶然このようなことになったのだと思います。
こちらの商品も当然、不良品としてメーカーへ返品しました。

2019年3月30日
プロフィール

nuiyatoyota

Author:nuiyatoyota
つなぎ、 作業服通販専門店【縫い屋とよた】の店長です。

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